2026年6月8日より、EU向けのホームページでは「契約取り消し」ボタンが自動的に有効になります。この機能により、お客様はホームページ上から直接契約取り消しを申請できるようになります。
この記事では、契約取り消しボタンの仕組みや、どのような事業者に適用されるのか、また契約取り消し申請を受け取った際に何をすべきかをご説明します。
契約取り消しボタンを有効にすると追加される機能
契約取り消しボタンを有効にすると、ホームページに以下の機能が追加されます。
- すべてのページのフッターに表示される「契約取り消し」ボタン
- お客様が2段階で契約取り消しを申請できるJimdo提供のフォーム
- 契約取り消し申請が送信された際にお客様へ送信される通知メール
- 申請者へ送信される確認メール
契約取り消しボタンは必要ですか?
ホームページを通じてEU域内の消費者と契約を締結している場合は、契約取り消しボタンの設置が必要です。
例えば、以下のようなケースが該当します。
- 商品を販売するオンラインショップ(雑貨、アート作品、食品など)
- オンライン予約を受け付けるサービス業(コーチング、写真撮影など)
- デジタルコンテンツの販売(電子書籍、オンライン講座、サブスクリプションなど)
事業規模に関係なく適用されるため、小規模事業者も対象となります。
一方で、以下の場合は契約取り消しボタンが不要な場合があります。
- 法人向け取引(BtoB)のみを行っている
- ホームページが情報提供のみを目的としている
- 提供する商品やサービスが契約取り消し権の対象外である
また、EU域外の事業者であっても、EU域内のお客様に商品やサービスを提供している場合は適用対象となる可能性があります。
契約取り消しボタンを有効化・無効化する方法
2026年6月8日以降、
- EU向けサイトでは自動的に有効になります。
- EU向け以外のサイトでは初期状態では無効になっています。
Jimdoでは、アカウントに登録されている国情報をもとに設定を判断しています。
以下の場合のみ設定変更が必要です。
- EU域外のサイトからEUのお客様へ販売している場合
- ご自身の事業が法令の適用対象外であることを確認できている場合
設定を変更するには、ホームページ編集画面で以下の手順を行ってください。
- 「基本設定」を開きます。
- 「共通項目」→「フッター編集」を選択します。
- 「契約取り消しボタン」設定を確認します。
- 「表示」または「非表示」に切り替えます。
注意:
EU向けサイトで契約取り消しボタンを無効にするかどうかは、お客様ご自身の責任で判断いただく必要があります。不明な場合は法律の専門家へご相談ください。
契約取り消しボタンを無効にできる場合
以下のような場合は、契約取り消しボタンが不要な可能性があります。
- 法人向け取引(BtoB)のみを行っている
- 取り扱う商品やサービスがすべて契約取り消し権の対象外である(オーダーメイドTシャツや刻印入りアクセサリーなどの受注生産品、生鮮食品や花などの品質劣化しやすい商品、開封後の化粧品や下着など衛生上の理由で再販売できない商品、ダウンロード商品やオンライン講座など、利用開始後のデジタルコンテンツ、イベントチケットやホテル予約)
- ホームページ上で契約を締結していない
重要:本来設置が必要であるにもかかわらず契約取り消しボタンを無効にしている場合、契約取り消し可能期間が最長12か月延長される可能性があります。また、法令違反により罰則や制裁金の対象となる場合があります。
サイト利用者が契約取り消しを申請した場合の流れ
契約取り消し申請は以下の流れで行われます。
- お客様がフッターの「契約取り消し」ボタンをクリックします。
- フォームへ必要事項を入力します。
- 確認画面で申請内容を確定します。
- お客様に確認メールが送信されます。
- お客様へ通知メールが送信されます。
重要:Jimdoでは契約取り消し申請を保存していません。通知メールは記録として保管してください。
契約取り消し申請を受け取ったら
通知メールを受け取ったら、以下をご確認ください。
- 契約取り消し権が適用される取引かどうか
- 申請期限内かどうか
- 対象となる注文内容
申請が有効な場合:
- 14日以内に返金を行います。
- 必要に応じて返品手続きを行います。
申請が無効な場合:
- 理由を説明し、お客様へ返信してください。
Jimdoは契約取り消し申請の処理や返金対応を行いません。
契約取り消しポリシーの代わりになりますか?
いいえ。
契約取り消しポリシーと契約取り消しボタンは、それぞれ異なる役割を持っています。
- 契約取り消しポリシー:契約取り消しに関する権利や条件を説明するもの
- 契約取り消しボタン:実際に申請を行うためのもの
契約取り消しポリシーには、契約取り消しボタンについての案内を記載することをおすすめします。
法令に対応しない場合の影響
法令に対応しない場合、以下のような影響が生じる可能性があります。
- 警告や法的措置
- 国ごとの制裁金や罰金
- 契約取り消し可能期間の延長
- 顧客からの信頼低下
料金について
契約取り消しボタンは、すべてのJimdoクリエイターユーザーに追加料金なしで提供されます。
Jimdoが行わないこと
Jimdoでは以下の対応は行いません。
- 契約取り消し申請の処理
- 返金対応
- 契約取り消し申請の保存
- 設定の代理変更
- 法的アドバイスの提供
- フォームの個別カスタマイズ(現時点)
よくある質問
なぜ自動的に有効になっているのですか?
アカウントに登録されている国情報に基づいて設定されています。EU向けサイトでは初期状態で有効になります。
Jimdoで設定を変更してもらえますか?
いいえ。フッター設定からお客様ご自身で変更してください。
通知メールに記載された注文が見つかりません
申請者へ連絡し、注文内容について確認してください。
契約取り消し申請を確認する管理画面はありますか?
ありません。申請内容はメールでのみ通知されます。
スパム申請が心配です
フォームには保護機能があり、多くのスパム申請は自動的に除外されます。
間違えて通知を閉じてしまいました
契約キャンセルボタンの設定は、いつでも「基本設定」→「共通項目」→「フッター編集」から確認できます。
ホームページ上で契約取り消しボタンが見つからない場合
契約取り消しボタンは、多くのレイアウトに適合するよう設計された標準デザインを使用しています。ただし、サイトのデザインやカスタマイズ内容によっては正しく表示されない場合があります。
以下の方法で確認してください。
- シークレットウィンドウでホームページを開きます。
- フッターまでスクロールします。
- 「契約取り消し」ボタンを探します。
ボタンが表示されない場合や見つけにくい場合は、カスタムCSSの設定をご確認ください。
詳しくは以下の記事をご参照ください。
【EU法対応】契約取り消しボタンが正しく表示されているか確認する
注意:
カスタムコードやカスタムCSSによる表示上の問題については、お客様ご自身でご対応いただく必要があります。